担当者が語るソリューション

アナウンスから音楽再生まで対応する2タイプの全天候型スピーカー

ワイドレンジ・高明瞭度を実現した屋内・屋外兼用のRAMSA全天候型スピーカーが登場。その担当者にフォーカス。

オリンピックに向けて音響設備の更新が活発。より高音質が求められている

まずは開発の背景を教えてください。
まずは開発の背景を教えてください。
大熊:健康増進ブームの高まりや東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、屋外競技場や体育館における設備の更新が急激に増加してきました。 その中で、どの観客席、どの座席でも、均一で明瞭な音声拡声が求められてきております。 今回は、これらのニーズに対応したスピーカーの開発を行いました。

2ウェイ 密閉型 コンパクトタイプ WS-LB301
2ウェイ 密閉型 コンパクトタイプ WS-LB301 ※クリックで拡大

弓形ラインアレイ方式を採用。近くでも遠くでも高音質を拡声

主な特徴をうかがえますか。
岩泉:今回の2機種は、高音用と低音用のスピーカーユニットを搭載した2ウェイ方式です。「WS-LB311」は2ウェイバスレフ型4連アレイタイプ、「WS-LB301」は2ウェイ密閉型コンパクトタイプです。両モデルともラウンド形状エンクロージャーを採用しており、スピーカーキャビネット内で発生する定在波を抑え、歪みが少ないクリアな拡声を実現しています。

 競技場や運動公園など屋外での活用では、どの観客席でも均一なアナウンスを拡声できるスピーカーが求められています。広い場所での使用に向いている「WS-LB311」は、距離減衰を抑えるラインアレイ方式を採用しています。これにより、スピーカー近傍はもちろん、20mほど離れた場所でも音が減衰しにくい音響特性を備えています。

2ウェイ バスレフ型 4連アレイタイプ WS-LB311
2ウェイ バスレフ型 4連アレイタイプ WS-LB311 ※クリックで拡大

設置もより容易になったと聞いています。
岩泉:2機種とも角度調整可能な取付金具を付属しています。特に、「WS-LB311」は位相の相互干渉や距離減衰量を考慮し、4つのスピーカーの設定角度(アレイ角度)が最適な状態になるよう設計されています。このため、取付金具を使って垂直角度を調整するだけで、設置する場所に合わせ音の照射エリアをフォーカスすることができます。垂直角度は0度から下向きに40度まで、5度単位で固定することが可能です。

 また、2ウェイコンパクトタイプの「WS-LB301」は縦設置や横設置にも対応な前面グリルデザインで、取付金具もフレキシブルに角度調整が可能です。

 取付方法も非常にシンプルです。まずベース金具を壁面に取付、スピーカー本体金具を仮留めした後、角度を設定して固定します。これは堅牢かつ着実に取付が可能となります。

スリムでコンパクトな設計。各種アンプとの組み合わせも

そのほかの特徴はいかがでしょうか。
岩泉:デザイン面は、スリム&コンパクトで建築意匠に調和するフォルムを目指しました。また、保護等級IPX4(防まつ型)の防水性能を確保していますので、屋外競技場や野外イベント会場など、屋外環境での設置にも対応しています。加えて、両モデルともインピーダンス切替えが可能なことも特長の1つです。「WS-LB311」は、60W/30W/15W(ハイインビーダンス)、80W(8Ω)、「WS-LB301」は30W/15W/7.5W(ハイインビーダンス)、50W(8Ω)の選択が可能であり、非常放送や業務放送、構内放送システムへの対応、また、RAMSAシリーズ各種アンプと組み合わせることができます。さらに付け加えると、設置箇所も壁面だけでなく、ポールマウント設置も可能です。

既存製品との大きな違いは?
大熊:既存のアレイ方式スピーカーとしては「WS-LA232」があり、全国の多くの講堂や体育館で広く採用されています。こちらのモデルは屋内専用で壁面設置を前提とした商品です。メインスピーカーとして使用することで、最前列から最後列までをカバーするスピーカーです。今回の商品ではこれらの音響性能に加えて、垂直角度も調整できる金具構造としており設置する高さに応じて垂直角度の調整可能な金具構造としました。音質面では、新規開発の12cmウーハーユニット(低音用)とドームツィーター(高音用)の採用により再生帯域のワイドレンジ化がはかれ音楽再生も得意としています。

デザインや音質について、東京・大阪で試聴会を開催し下記のような高い評価をいただけました。
アンケート結果から明瞭度の良さ、そして高いポテンシャルのスピーカーであることを評価いただきました。

パナソニック システムネットワークス株式会社 システムソリュ
パナソニック システムネットワークス株式会社 システムソリューションズジャパンカンパニー 商品マーケティングセンター セキュリティ・サウンド推進部 マーケティング課 商品企画係 主事 岩泉 仁
パナソニック システムネットワークス株式会社 システムソリュ
パナソニック システムネットワークス株式会社 システムソリューションズジャパンカンパニー 商品マーケティングセンター セキュリティ・サウンド推進部 商品営業課 主事 大熊康裕




各製品の使い分けを教えてください。
大熊:既存の「WS-LA100」は比較的、小空間向けです。スピーチに特化した講義室などに適していて、ハウリングしづらいのが特徴です。「WS-LA208」も大学の講義室や企業の会議室に適しており、こちらも明瞭な音声が得られます。「WS-LA232」は大空間向けで、スピーチを主体とした体育館や講堂に最適です。

今回の「WS-LB311」は、屋外・屋内両用の全天候型スピーカーです。屋外はもちろん、屋内での中規模な空間にも向けていますので、AV講義室やAV会議室、体育館、講堂まで幅広くカバーします。スピーチのみならず、音楽再生も重視されるお客さまに最適なスピーカーといえます。

新しい2機種の想定活用シーンは?
岩泉:2ウェイ4連アレイタイプの「WS-LB311」は小中高校、大学の運動場や小規模の講堂、体育館や公民館、屋外競技場(野球場、サッカー場、ラグビー場、陸上競技場)、屋外運動公園、スキー場、アミューズメント施設など。

2ウェイコンパクトタイプの「WS-LB301」は、公園や商店街、幼稚園や保育園の園庭・運動場、駐車場、駅のホーム、教室や会議室、店舗などにも適しています。

今後の商品展開をお聞かせください。
岩泉:今回発売の商品の仕上げ色は、汚れの目立ちにくい白色系仕上げとしましたが、市場から声や多面展開も含め黒色モデルの発売を予定しております。
また、今秋には、RAMSAシリーズのラインアップ拡充として、デジタルミキサー(2機種)、高出力デジタルアンプ(2機種)、高耐入力ボックス型スピーカー(全5機種)を発売する予定です。

引き続き、お客様にお役立ちできるサウンド商品づくりに取り組んでまいります。

※掲載内容は発表時のものです。組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。