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年代と色 カラー

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活のさまざまな事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

人生100年時代が叫ばれ、いつの間にか私たちは、長生きする時代を歩むことになりました。人生いろいろ、歳を重ねるごとに見える景色も変わってくることと思います。今回は年代と色について注目してみましょう。

年代のイメージを色で置き換える

年代ごとの色のイメージを示したのが右図です。乳幼児期のソフトで優しいトーンから始まり、学生時代ははつらつとした鮮やかさに変化します。社会人になってからはだんだんと落ち着きが加わり、色合いも深みを増していきます。そして70代以降は、渋さのあるソフトなトーンにまた戻って来るのです。このように人の一生を色に置き換えてみると、年齢を重ねていくにつれ、幅広い色合いを楽しめることが分かります。ご自分の年齢を当てはめてみると、どうでしょうか。社会人歴が長い方でも、鮮やかな感覚を持っているという方はきっと若々しさをお持ちなのでしょう。あるいは渋くおだやかな感覚を持っている方は、人並み以上に経験が豊かで、さまざまな苦労を乗り越えてきたのかもしれません。年代と色のかかわりを考えることは、こういった面白さがあります。

年代ごとのカラーイメージ
年代ごとのイメージの違いは、明るさと鮮やかさを組み合わせた「トーン」の移り変わりで表すことができます。果実が熟すように人もまた、歳を重ねていく様子が色で表現できるのです。※クリックで拡大

図表は(株)日本カラーデザイン研究所 編・著「配色歳時記」(講談社)を参照

年代ごとの好きな色

上では一般的な年代のカラーイメージを示しました。では実際に、それぞれの年代が好む色はどのような色でしょうか。(株)日本カラーデザイン研究所の調査(2017年12月)によると、20〜60代の男女の好きな色TOP5は右の通りでした。これを見ると、男性は青系を中心に黒、赤と、はっきりした色を好んでいます。しかし、年代による差はそれほど大きくありません。一方女性は、40代から黒が上位に選ばれ、可愛らしいピンクからエレガントな寒色系やモノトーンに移っています。この年代差は、女性が年齢を意識している表れでもあり、服装やメイクなどが変化していくことと関連があるでしょう。女性に比べると、男性はそういった変化の要素は少なく、そのことが好みの色にも表れています。若々しい感覚や、いわゆる「少年のような心」でずっと歳を重ねることも、自分しだいと言えそうです。

長生きの時代、自分と向き合う時間も多くあります。この先どんな色合いを感じながら生きていくか、そんなことも考えながら、カラフルで充実した人生を味わいたいですね。

年代別の好きな色
男性は30代のみ黒が1位、50代からは濃い青の方が好まれていますが、全体に回答の傾向が似ています。それに比べて女性は徐々に好みが移り変わっていることが分かります。※クリックで拡大

※データは、(株)日本カラーデザイン研究所による2017年12月調査のもの。大学生〜60代の男女880人に実施。ここでは男女20代〜60代、計800人のデータを採用