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今どきの理想は“友達夫婦” 調査

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
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11月22日は「いい夫婦の日」。この記念日はずいぶん定着してきたようにも思います。あなたが考える“いい夫婦”とは、どのような夫婦ですか?今どきの理想の夫婦像を見てみましょう。

30年で夫と妻の関係性が変化

博報堂生活総合研究所の「家族30年変化」調査結果(2018年6月)によると、夫婦の関係はこの30年で“妻は強く、夫は弱くなった”といいます。具体的には、家庭の様々な決定権が夫から妻へと移りつつあることなどが挙げられていますが、そもそも理想とする夫婦像自体が大きく変化しているようです。右図のように、30年前は「亭主関白」を理想とする夫が最も多かったのですが、調査のたびに右肩下がりで減少し、2018年には2割を切る少数派に。一方で「友達夫婦」派が最多となりました。妻は以前から「友達夫婦」派が8割前後と最も多く、夫婦ともに“友達のような仲良し夫婦”が夫婦の理想形となってきたようです。この背景としては、女性の社会進出、共働き世帯の増加などで、夫と妻が対等な関係になってきたことが考えられるでしょう。

理想の夫婦像
夫が考える理想の夫婦像の方が、この30年で大きく変化しています。そして夫・妻側ともにじわりと増加しているのが「カカア天下」。まさに“妻が強く”なってきたことの表れですね。※クリックで拡大

お互いを尊重するカジュアルな夫婦像へ

この理想像の変化がより分かりやすいよう、右図で示してみました。亭主関白のイメージは「保守的な」「権威のある」といった表現が当てはまる、重厚感のあるイメージです。対して友達夫婦は「楽しい」「居心地のよい」といった、自然体で親しみやすいイメージ。つまり、この30年で夫婦のあり方はやさしくカジュアルな関係性へと変化してきたのです。また、家庭内での呼び方にも変化があるようです。お父さん(パパ)/お母さん(ママ)と呼ぶ人は少しずつ減り、名前(+ちゃん、くん、さん)で呼ぶ人が増加しているとのこと。家庭内での役割や立場よりも、個人としてお互いを尊重する人が増えているともいえそうです。このように、平成のはじまりと終わりでは、夫婦像もずいぶんと変わってきたことが分かります。

時代を経て理想の夫婦像が変化しても、きっと正解というものはありません。それぞれの夫婦のあり方を大切に、あらためてお互いに向き合うきっかけになるとよいですね。

理想の夫婦イメージの変化
理想の夫婦像はソフトな方向へ大きくシフト。ちなみにカカア天下は「豪快な」「たくましい」といったことばが当てはまる、ダイナミックなイメージにあたります。※クリックで拡大

※データはすべて、博報堂生活総合研究所「家族30年変化」調査結果(2018年6月)より。図表は(株)日本カラーデザイン研究所「言語イメージスケール」を参照