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地方移住の最新事情 調査

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活のさまざまな事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

「地方創生」が2014年に掲げられて4年が過ぎました。近頃、地方移住への関心が高まっているとの調査結果もあり、政府は地方への移住者に補助金を出す新制度を検討しています。今後、地方への移住がより活発化する可能性もありそうです。

世代を問わず地方移住に関心

「平成29年度国土交通白書」によると、「ふるさと回帰支援センター」への移住相談件数は、2017年に3万件を超えました。特に目立つのが若い世代の増加で、三大都市圏に住む20代の4人に1人は地方移住に関心があるそう。その理由としては、都会でのせわしない生活や人間関係に疲れてしまう“都会疲れ”や、自然の豊かな環境で子育てをしたいというニーズが挙げられます。また、若者の価値観の変化もあり、経済的な成功よりもやりがいや社会・地域貢献を重視する志向が影響しているのかもしれません。最近では、地方自治体が積極的に移住促進に取り組んでいるため、それをSNSなどで知り検討し始めた人も。以前は、子どもが独立した後スローライフを求めて地方に移り住む、というイメージもありましたが、ここ10年ほどで幅広い世代で地方移住への関心が高まっているようです。

地方移住検討者の推移
センターへの来訪者・問い合わせ数は、およそ右肩上がりで増加傾向。2016年から2017年にかけては、26%と大幅に増加しています。※クリックで拡大

※データは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター ニュースリリース(2018年2月)「【暦年】来訪者・問い合わせの推移(東京:2008〜2017年)」より

どこに住み、どう住むか

同センターによる2017年の移住希望先ランキング(右図)では、どの年代でも長野県・山梨県・静岡県が上位にランクイン。首都圏から近く自然環境が豊かで、移住先としての認知度も高い3県は安定的な人気を保っているようです。長野県は森や山などの自然に恵まれ、土地も広く、軽井沢などリゾート地としてのイメージも。山梨県も長野県に並ぶ人気の県。豊かな自然に加えて果物でも有名で、武田信玄のイメージもあり、中高年からの人気も高いようです。静岡県は富士山やお茶のイメージをもつ人が多いのでは。海に面し、温暖で過ごしやすい気候も支持されています。また、移住とはいかないまでも、「二地域居住」という選択肢も。都会にも地方にも生活拠点を持つというライフスタイルで、国土交通省も推進しています。週末を地方で過ごしたり、あるいは地方でゆったりと仕事をするという人も少しずつ増えているよう。自治体の後押しもあり、様々なライフスタイルが実現できるようになりつつあります。

もちろん地方に住むとなれば、その地域の人々とのコミュニケーションがとても重要になってきます。様々な経験を通じて、都会だけでは得られない、豊かな生き方や働き方の可能性が開けてくることでしょう。

移住希望地ランキング(2017)
この調査ではここ5年、長野県と山梨県が全体の上位2位を占め、毎年入れ替わっている状況。自治体の移住支援制度や移住セミナーなどが充実している県は人気のようです。※クリックで拡大

※データは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター ニュースリリース(2018年2月)「年代別移住希望地ランキング(2017)」より抜粋