ティップス|Tips
ますます広がる透明飲料 カラー

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活のさまざまな事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

新たな透明飲料が続々と登場し、これも!?というような飲み物まで透明化しています。発売されるたび、SNSなどでも大きな話題に。この透明飲料の拡大には、どんな理由や意味があるのでしょうか。

透明飲料ブームの理由

透明飲料は2010年頃から徐々に広まり、2015年に「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」が大ヒットしてブームに。ここ数年で透明化の波は紅茶、コーヒー、ノンアルコールビール、コーラにまで広がってきました。どうしてここまで透明飲料が増えているかというと、やはり見た目と味のギャップでインパクトを与え、飲んでみたい・シェアしたいと思わせるよう、メーカーの積極的な開発があります。それから、オフィスなど周りの目が気になる場面では“ただの水”に見えるということもポイント。甘いジュースからノンアルビールまで、シーンを問わずに飲めることが支持されています。そして、なんとなく体に良さそう、という印象もありますね。健康志向を背景に、低カロリーやノンカフェイン、糖質ゼロをうたう商品も多く、透明化することで見た目からもヘルシー感をアピールしています。イギリスなどで2017年に発売された透明なコーヒーは、歯の着色を防ぐということでも話題になりました。

進化する透明飲料
透明飲料の代表選手・フレーバーウォーターの先駆けといえば、1996年発売の「桃の天然水」。ここまで種類が豊富になってくると、見た目ではどんな味か全く想像できなくなってきます。※クリックで拡大

「透明」のイメージとは

「透明」とは、向こうが透けてよく見える状態のことをいい、“色”ではありません。色付きの透明もありますが、今注目の透明飲料は、主に「無色透明」のタイプです。では、透明(無色透明)のイメージとはどのようなものでしょうか。右の図表では、「すがすがしい」「清潔な」「すっきりした」というように、透明はまさに“クリア”なイメージとして示されています。その位置からも、きわめて涼しげで軽やかなイメージということが分かります。また、組織の「透明性」や肌の「透明感」など、透明はポジティブな印象・望ましい状態のことばとして使われることも多く、逆に「不透明な」「濁った」などは、ネガティブな表現としてよく使われます。このように、透明は軽やかでポジティブなイメージをもつため、人が疲れ気味のときや、なんだかすっきりしない気分のときに、透明飲料=よいものとして手に取られている可能性もありそうです。

見た目と味のギャップによる新鮮さや、すっきり軽やかなイメージなどが今の時代にマッチし、ここまで広がってきたといえそうです。まだ飲んだことのない方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

「透明」のイメージ
透明がもつイメージは、右上のクリアイメージに該当します。透明は何も混じりけのないシンプルの極みとも言え、すっきりシンプル化する近年のライフスタイルとも関連がありそうです。※クリックで拡大

※図表は(株)日本カラーデザイン研究所「カラーイメージスケール (5色配色) 」「言語イメージスケール」を参照