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色の力で暑い夏を乗り切ろう! カラー

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活のさまざまな事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

冷房があるといっても、暑い夏を乗り切るのはとても大変ですね。味方にできるものがあるのなら、なんでも取り入れていきたいものです。今回は夏のための「色」に、着目してみたいと思います。

暑い夏にはクール系?ウォーム系? 

色には大きく分けて、①赤、オレンジ、黄色などの暖かそうと感じる暖色系カラーと、②青、水色、青緑などの冷たそうと感じる寒色系カラー、③紫、黄緑など暖かさも冷たさも感じにくい中性色カラーの3グループがあります。目からも涼しさを感じるためには、ズバリ寒色系カラーを使うことです。なかでも強い青よりは水色のような薄い青系の色のほうが、さっぱりと涼しく感じられます。時計やベルトに使われている金属の色も、暖色系のゴールドよりシルバーの方が涼しく感じられます。しかし、いつも涼し気、というのもいいですが、いっそ夏の強い日差しにも負けない強い色を積極的に取り入れるのも、夏を乗り切る一つの手です。例えばレジャーなどでは、赤やオレンジなどが入った柄物のシャツを着ても、夏のもつパワフル感とよく調和します。あまり鮮やか過ぎない少しくすんだトーンを選べば、浮いて見えません。暑い時にバーベキューや辛いものを食べてスタミナをつける感覚とどこか似ているような…。

シーンや気分で使い分け
暑さを味方につけるのも、できる限り涼しさを実感するのもアリ。色の力で気分も体感温度も変わります。※クリックで拡大

初夏から盛夏までの夏の気分

初夏から徐々に暑くなる夏には、どのような気分が流れているのでしょうか。夏にまつわる季語(自然現象や祭事・イベントに関わるものなど)を色で表現し、それを右図のようにイメージスケールで分析してみました。その分布を見ると、五月晴れや海水浴など、さわやかなブルー系や白、明るいグリーンで表現されるクールなグループと、夏祭り、花火大会など、情熱的な赤、オレンジ、黄などで表現されるウォームなグループが見られます。これらは先にお話しした、クールかウォームかという分類と同じです。さらに、季語の分析からはもうひとつのグループが見つかりました。それは、朝顔市、七夕に見られる和感覚のエレガントなグループです。早朝や夕方にある行事ということで、暑さのピーク時とは一味違う気分が味わえるひとときです。少し視点をずらしてみるだけで、風情のある夏のワンシーンを発見できそうです。

私たちは自分のために色を使いますが、自分以外の人もその色を見ているもの。暑さでバテ気味の周りの方にも、涼しさやパワー、あるいは夏ならではの風流な気持ちをお届けしてみませんか。

夏の季語のイメージ
一口に夏と言っても、様々なシーンが。汗だくで大変、とばかり考えないで、夏にしかできないことに注目し、エンジョイしたいものです。※クリックで拡大

※図表は(株)日本カラーデザイン研究所 編・著「配色歳時記」(講談社)を参照