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色で勝つプレゼン資料5「多色使い」 カラー

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活の様々な事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

「色で勝つプレゼン資料」シリーズ、5回目は多色使いがテーマです。本シリーズの1回目「色数を絞る」では、強調したい所にのみ色を使うと効果的、とお伝えしましたが、数タイプを区別したい時、楽しい雰囲気を出したい時など、色を多く使いたい状況もあるかと思います。そうした時に、何に気をつけるべきでしょうか。

トーンに着目

色数を多くする場合、ランダムに色を選んでは整然とした印象を作ることはできません。トーンを変化させて色数を増やしてみましょう。トーンとは明度と彩度を掛け合わせたもののことです。例えば、青系のトーンのバリエーション。最も鮮やかな青に、白や黒、グレーを少しずつ足してトーンを変えていくと、水色やベビーブルー、紺やグレイッシュブルーなどになります。多色といっても色相(色み)が同じであれば、統一感があり、すっきりと見せることが可能です。パワーポイントのカラーパレットにも、同一色相のグラデーションが用意されていますね。明→暗など、明るさの順で色を使うとよりきれいに仕上がります。グラデーションについては、#020「色で勝つプレゼン資料4」で解説しています。ビジネスのプレゼンであれば、色相は青系を中心とした寒色系の方が知的さを表現できます。また、赤系の淡い色はピンクですので、女性向けの商品や企画には赤系がよいかもしれませんね。

トーンを変化させる
パワーポイントのグラフ作成のデフォルトの色は多色相ですので、自分で色を変える必要がありますね。※クリックで拡大

多色相の場合は並び順に注意

色数が5つくらいまでであれば上のトーン変化で対応できますが、それ以上の色を使いたい場合は、色の並び順を気にしてみてください。色は色相環の順に並んでいると、違和感がなく、秩序だって見えます。色相環というのは、色が波長順に並んでいるもので、隣同士の色は明度や彩度が似ていて、色相が徐々に変わっていきます。色相は飛び飛びでも構いませんが、色相環の順番に並べることが大事です。また、使う色のトーンにも注意が必要です。鮮やかなビビッドトーンは、コントラストが強く見づらいです。彩度はやや抑えめにしましょう。トーンのイメージを上手に活かす方法もあります。パステルカラーのような淡いトーンであればやさしくロマンチックな印象に、少しグレイッシュな渋いトーンを使えば落ち着いたシックな印象を醸し出すことができます。

「色で勝つプレゼン資料」、ここまでシリーズで5回お送りしてきました。これから資料を作る方、今一度過去の回も振り返って、色使いのポイントを活用してみてください。

色相環の順番に並べる
色をランダムに並べると、にぎやかで楽しい雰囲気ですが、色相環の順に並べると落ち着いた感じで見やすくなります。※クリックで拡大