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カラーユニバーサルデザイン #015 調査

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活の様々な事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

近年、街や駅などのサイン(表示や案内図)がわかりやすくなってきています。その背景には、シニアや外国人観光客の増加があります。すべての人にわかりやすい「カラーユニバーサルデザイン」とはどのようなものなのでしょうか。

色の見え方は人によって異なる

よく耳にする「バリアフリーデザイン」は障がい者や高齢者などに配慮されたものですが、「ユニバーサルデザイン」はすべての人が対象です。つまり、今回テーマにしているカラーユニバーサルデザインとは、日本語のわからない外国人や色弱者、視力の弱くなった高齢者にも伝わるデザインということです。

色の見え方は人それぞれです。例えば、日本人男性の20人に1人いるといわれる色弱者。色覚異常にも程度やタイプはいくつかありますが、赤緑色盲の人は同じくらいの明るさの「黄色と黄緑」や「赤と緑」の区別が難しいそうです。また高齢になると、角膜の黄変や白内障、視力低下などで、全体がかすんだり、黄みがかって見えるようになります。視覚に不満をもっているシニアが多いという調査データもあります。少しでも見えやすくする配慮が必要ですね。

シニア層の視覚への満足度
性別に関係なく、不満に思う人が多いという結果に。加齢による視覚の衰えは、誰にも避けられない老化現象ですね。 ※クリックで拡大

色使いやデザインのポイント

それでは、誰にでも見やすいカラーデザインとはどのようなものでしょうか。大きなポイントは3つあります。

  1. 見分けやすい配色(明度差や彩度差のある色を組み合わせる)
  2. 色だけでなく「形の違い」「位置の違い」「線種や塗り分けパターンの違い」などを併用
  3. 必要に応じて、色名を明記

川崎市の公文書作成におけるカラーユニバーサルデザイン・ガイドラインでは、上記の3つのポイントに、「目に優しく、見て美しいデザインを追求する」という項目を追加しています。

わかりやすさと美しさが両立するデザインは、これからのビジネスに欠かせない要素となるでしょう。

カラーユニバーサルデザインの例
文字の読みやすさや、情報を相手に正確に伝えることなど、以前「色で勝つプレゼン」のテーマでお伝えしたポイントにも通ずるものがあります。 ※クリックで拡大