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色で勝つプレゼン資料2 「色の鮮やかさを意識する」 #012 カラー

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前回から始まりました「色で勝つプレゼン資料」シリーズ。その1は「色数を絞る」でしたが、その2の今回は、「色の鮮やかさを意識する」をお伝えします。

色の鮮やかさとは?

色のもつ性質の一つに、彩度、というものがあります。これは鮮やかさのことで、色の派手さ・地味さを表します。たとえば、日の丸のような赤は彩度が高い(=派手)、グレー、ベージュなどは彩度が低い(=地味)、ということです。この鮮やかさに明るさ(明度)を掛け合わせたものがトーン(色調)といわれるもので、トーンの分布を図にしたものが図表1です。

一般的に資料の構成要素として、①背景、②重要なポイントの表現、③文字、が考えられます。それぞれにはどのトーンの色を使うべきでしょうか。まず背景ですが、目立つ必要はありませんので、明るく淡い色が適切です。大面積で使っても全く問題がありません。次にポイントを強調したい時に使うアクセントですが、これには派手な色がおすすめです。少量ピリッと効かせることで、資料の重要ポイントがわかりやすくなります。最後に、文字は読みやすいことが大事ですので、白などの淡い色の背景には、ダークグレーや黒、紺など地味で暗い色がよいですね。

色のトーン分布
上にいくほど明るく、下にいくほど暗く、また左にいくほど地味に、右にいくほど派手になります。白やパステル調の淡い色は背景、黒などの暗い色は文字、派手な色はアクセント、と使い分ける。 ※クリックで拡大

アクセント色の選び方

背景には淡い色、アクセントには派手な色、という基本的なルールをお伝えしましたが、もう一つ気をつけたいのが“明るさの差”です。実は、同じトーンでも色相によって明るさが変わってくるのです。黄色は最も明るい色相ですので、図表2にあるように派手な黄色をポイントに使っても、アクセントの効果を発揮しない場合もあります。色選びの際には、ある程度明るさの差が出るよう注意しましょう。

この「色で勝つプレゼン資料」シリーズは、今後も様々な切り口で時々登場します。ご期待ください。

良い例、悪い例
左の良い例は、淡い色の背景に黒の文字、派手な色の強調で、明快、快適な印象です。一方悪い例は、色が衝突して不快な感じ、アクセント効果の薄さ、文字の読みづらさが出ています。 ※クリックで拡大