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色で勝つプレゼン資料1「 色数を絞る」 #011 カラー

大人の知的好奇心を満たす〝エスピースタイル〟
できる大人はコミュニケーションもスマート。自己演出や生活の様々な事柄をテーマにした知的好奇心を満たすtips をソリューションPRESS 編集部が厳選してお届けします。

ビジネスマンにパソコンでの資料作りは付き物。理解しやすく説得力のある、いわば“勝てる”プレゼン資料の色使いのポイントを、これからシリーズでお届けしたいと思います。今回は、「色数を絞って効果的に」ということをテーマに、お話しします。

カラフルならよいわけではない

よかれと思い、1枚の中で、たくさんの色を使っている例を時々見かけます。賑やかできれいに見えそうというねらいかと察しますが、ビジネスでの資料で重要な、知的な印象を大きく損ねます。特に、鮮やかな色をたくさん使ってしまうと刺激が強く、資料を見ること自体を嫌がられそうです。例えば円グラフの塗り分けで多色を使うと、見た人はどこに注目していいかわからず、結果的に伝えたいことが伝わりにくくなります。

Before:何が言いたいのかわからない多色表現
左は各タイプの雰囲気を表現するのに、なんとなく色を塗った例。雑然とした印象で、タイプAが最多、というメッセージが伝わってきません。右はソフトのテンプレートそのままの例。 ※クリックで拡大

伝えたいところにのみ、色を使う!

色を使う時は、ここがポイント!というところのみカラーにする方が効果的。その部分以外は、グレーを使うことです。明るさの差がきちんと感じられるグレーを組み合わせて表現します。グレーは無彩色ですので、色の数には数えません。グレーの配置ですが、2トーンのグレーを濃淡濃淡とリズムをつけて並べるのもよいですし、明るさの違うグレーを塗り分ける部分の数だけ用意して、濃→淡や淡→濃とグラデーション的に並べるのもよいです。

図表をご覧ください。Beforeの例と比較してみて、Afterではぐっと、力強くメッセージが迫ってきませんか。一般的には、使う色数は1枚の資料に多くても3色程度が無難です。また、色で強調することに加え、大きいフォントで強調することも覚えておきたいです。

次回は、「色の鮮やかさを意識する」をテーマに、お話しする予定です。

After:ポイントのみ色で強調するとわかりやすい
色のポイント使いの他、大きいフォントとグラフゾーンの切り出し手法も加え、全体をパワーアップ。全体の3割強がAタイプ、ということが明確に伝わります。 ※クリックで拡大

※データは、(株)日本カラーデザイン研究所による2016年12月調査のもの。男女880人、各年代80人(大学生のみ40人)