インタビュー|INTERVIEW
グループ学修支援システム「Acolla」
Vol.36 グループ学修支援システム「Acolla」 NEW

アクティブラーニングを支援するグループ学修支援システム「Acolla」。その担当者にフォーカス。

グループディスカッションを活性化させるグループ学修支援システム「Acolla」

-----まずはグループ学修支援システム「Acolla」誕生の背景をお聞かせ下さい。

山根:私は現在CALLシステム(L³Stage)をはじめとする教育機関様向け商材・ソリューションを担当しています。CALLシステムはコンピュータを活用した外国語教育システムで専用の教室が必要なシステムですが、最近文部科学省の方針で、一般教室やフリースペースを使用して学生が主体的に学習できるようなシステムの導入要望が増加しています。文部科学省の教育振興基本計画では大学等高等教育機関に対してアクティブラーニングで学生主体の学習を積極的に導入することが重要な課題とされています。
そこで、高等教育機関様向けに学生の主体的な取組を支援できるようなシステムを開発しようということになりまして、この「Acolla」というグループ学修支援システムが誕生した訳です。

-----具体的にはどういうシステムなのですか。

山根:学生が主体となるグループ学修では、課題に対して、学生がグループに分かれてディスカッションし、それぞれのグループで課題解決策を生み出す。そして、その成果物をそれぞれのグループがプレゼンテーションで発表して、最後に相互評価するという流れがあります。
ディスカッションに際しては、模造紙に考えや情報を書いた付箋等をペタペタと貼って皆で情報を共有していくKJ法と呼ばれる学習方法が多いのですが、グループ学修支援システム「Acolla」を導入すると、学生が持ちこんだPCやタブレットの中にある情報を、簡単に電子黒板やプロジェクター等に送ることができるので、その画面の上で情報を貼り合わせながらディスカッションできるようになるわけです。全て電子化されているので再現性が高まることに加え、過去を振り返ったり、情報を共有する、といったことがたいへんしやすくなります。

「Acolla」の概要
「グループ学修支援システム「Acolla」の概要 ※クリックすると拡大

議論の活性化やアイデアの創発を促すグループ学修支援システム「Acolla」

------グループ学修支援システム「Acolla」がグループワークの中に取り入れられると、どういったことが可能になるのですか。

山根:プレゼンテーションをグループで行う際に、こうしたICTシステムを使わないパターンになりますと、もともと各人が作ってきたデータを持ち寄って、それを繰り返し何日かかけてブラッシュアップしていくなかで模造紙に貼った付箋がポロポロと剥がれたり、教室以外の場所では簡単に拡げられなかったりといった問題が起きるわけです。
「Acolla」ではそれを一元管理しながら、例えば各自が自宅に帰ってからでも自分の考えていることを事前に作り込んでいったり、それをグループワークの中で付箋で飛ばして共有できるといったメリットがあります。

さらには学生がプレゼンテーションを行った後、グループメンバーの感想を付箋と同じように電子黒板上に一斉に表示してフィードバックすることもできます。また先生が電子黒板を使用されると、情報を分割表示して表示させたり、あるグループのものだけを表示させたりといった、グループ全体の発表を先生側の端末上で行うことができるというメリットもあります。これは電子黒板を使うメリットでもあります。

「そうだよ、こういうのが欲しかったんだよ」という教育現場の声が寄せられる

-----グループ学修支援システム「Acolla」に対しての反響はいかがですか。

山根:そうですね。昨日もある大学に伺ったのですが、入ったと同時に研究室の壁に模造紙が貼られ、その上にたくさんの付箋がペタペタと貼ってありました。そこで「Acolla」について説明したところ、「そうだよ、こういうのが欲しかったんだよ」というご意見をいただきました。これは多くの教育の現場で先生方からお聞きする声ですね。

システムプロダクツセンター エンターテインメントシステム部 
システムプロダクツセンター エンターテインメントシステム部 山根 主事

-----最後に今後の課題や展開についてお聞かせ下さい。

山根:グループ学修という形にしますと、それでは一人一人の学生の参加意識や貢献度はどうだったのかが問われることがあります。グループを引っ張る学生がいる反面、ただ聞いているだけの学生もいるわけで、グループ単位ではいい成果が出たのだけれど、その中の一人一人、個人はどうだったのかが課題になるわけです。
そこで、一人一人それぞれが授業が楽しかったり、グループ学修でちゃんと発言しているかを可視化するために、個々の学生の心拍数を測定しAIで分析するという研究も進められている状況です。そうした流れも取り入れながら、今後も「Acolla」を用いていただくことでグループ学修のレベルアップに繋がるように支援してまいりたいと思っています。