インタビュー|INTERVIEW
電子黒板JOINBOARD
Vol.34 パッとつないで パッと使える” 電子黒板「JOINBOARD」

使い勝手を追求した電子黒板に、新たなラインナップを追加。“仲間が集う、アイデアをつなげる”「JOINBOARD」。その担当者にフォーカス。

“仲間が集う、アイデアをつなげる“「JOINBOARD」

-----まずは電子黒板「JOINBOARD」のネーミングの由来について聞かせて下さい

藤川:パナソニックの電子黒板は、BF1シリーズという先生方の声を取り入れて進化させてきた多機能なモデルに加えて、この春からはエントリーモデルのBFE1シリーズを追加し、画面サイズのバリエーションも増やしてラインナップを強化いたしました。そこで、先生方と我々の思いがこもった商品をより多くの方に知っていただき、分かり易いネーミングにより先生方、生徒・児童のみなさんにも身近に感じてもらえる商品になればという思いから、“仲間が集う、アイデアをつなげる”という意味を込め、電子黒板のシリーズの愛称として「JOINBOARD」という名前を付けました。

JOINBOARD BF1シリーズ
電源ONで内蔵ホワイトボードが起動しすぐに授業を開始できる電子黒板「JOINBOARD」BF1シリーズ

-----電子黒板「JOINBOARD」誕生の背景となる教育現場でのICT活用について教えて下さい
荒井:この度、2020年に小学校から順次実施される学習指導要領の内容が公示されました。算数や国語と同じように英語が小学校5年から教科化されたり、プログラミング教育が必修化されたりと、変化点が多くあります。その中で共通しているのが、「主体的・対話的で深い学び」への取り組みです。児童・生徒が受動的に学ぶだけではなくて、自ら主体的に学び解決法を探していく、いわゆるアクティブ・ラーニングと呼ばれている学びが重視されていきます。そのため、教育の環境整備においては、能動的な学びをより効果的かつ効率的に行う目的として電子黒板を中核にしたICT教育の導入が一層求められています。


-----それでは教育現場での電子黒板に求められていることをお聞かせ下さい

藤川:教室の授業では黒板が使われていて、そこにICT機器が入ってきました。そのため先生方が、いかに普段の授業スタイルを変えずにICT機器を導入できる環境を作るかが重要だと思っています。現在使っている黒板があり、そこに電子黒板をプラスアルファすることでICT機器を取り入れた授業を行うスタイルです。
ディスプレイ型の電子黒板は、黒板の左右のスペースに設置できるので、従来の板書計画のまま黒板とは別のスペースに導入することができます。さらに実物投影による教材提示や、デジタル教材などの映像を大きく表示したり、アナログでは実現できない動きのある教材を使用することで、児童・生徒の学修に対する興味関心を高めたり集中力を高め理解を深めるといった授業が可能になります。

先生方の要望は「映したものの上に書き込むこと」

------それでは電子黒板「JOINBOARD」の特長を教えて下さい

藤川:BF1シリーズはホワイトボード機能をディスプレイに内蔵しています。そのため専用のソフトウェアをインストールしたパソコンにつながなくても書き込める。というのが大きな特長です。電源をONにするだけで内蔵ホワイトボードが起動しすぐにペンツール使ってディスプレイに文字や絵を書くことができます。例えば、書画カメラをBF1シリーズにつなげば、カメラで映したものがディスプレイに映し出され、簡単にその上に書き込みができます。映したものに対して、その映像の上に直接書けるということは児童・生徒の視線を電子黒板に集めて焦点化する意味で非常に重要で、しかもパソコンを使わずに簡単に書けるという点がポイントです。当初、内蔵ホワイトボード機能の設計段階では、先生方はホワイトボードを黒板代わりに使われると思っていましたが、実際はそうではなくて何かを映したものの上に文字を書いていきたいというのが要望でした。

他にも、従来教室では50インチの電子黒板やTVが主流でしたが、今回75インチ、65インチといった、教室の後方の席の児童・生徒からも視認性がよく、また、黒板とディスプレイが教室の中で共存できるサイズを揃えることで、用途とサイズにあわせてお選びいただけるラインナップを目指しました。

荒井:さらに、人に優しい設計で、どんな児童・生徒にも見やすいカラーユニバーサルデザイン(CUD)を採用しました。色覚には多様性があり、人それぞれで見え方や色の感じ方は異なるものです。以前小学校で行われていた色覚検査がほとんど実施されなくなった背景もあり、本人が色覚異常に気付いていないケースも少なくありません。
そこで、BF1シリーズでは内蔵ホワイトボード機能や電源LEDも含めたディスプレイ本体に、BF1シリーズ/BFE1シリーズ双方ではPC用ホワイトボードのソフトウェアにCUD認証を取得しています。ペンの色のみならず、操作する上で目に触れる電源ランプや、メニュー操作画面もカラーユニバーサルデザインに対応することで、誰に対しても正しく情報が伝わる人に優しい電子黒板を目指しました。

JOINBOARD BF1シリーズ
簡単操作で使い勝手を追求した多機能な電子黒板「JOINBOARD」BF1シリーズ
JOINBOARD BFE1シリーズ
シンプルで使いやすい電子黒板「JOINBOARD」BFE1シリーズ

「1教室に1台の電子黒板」が当たり前となる未来を目指して

-----最後に「JOINBOARD」を始めとする今後のICT教育への意気込み、計画などをお聞かせください。

藤川:商品は市場のニーズにあわせて継続して進化していくことが我々ものづくりを行う立場では重要なことだと考えています。電子黒板に関しては、まずは先生方、児童・生徒のみなさんに使っていただくことが一番大事なことです。
授業で実際に使っていただいて、電子黒板が教室にあることが当たり前になることによって、先生方からさらなる要望や新しい使い方など様々な意見をいただけるのではないかと思っています。そしてそれに応えた商品作りを我々は継続していかなければなりません。パナソニックとして、アクティブ・ラーニングなど新たな学修スタイルに対応した環境作りを、最新のAV x ICTソリューションで支援していきたいと思っています。

荒井:実際に教育関係の展示会等でよく伺うのは、先生方によってはICTの活用方法がイメージできなかったり、文部科学省が推進しているICT教育をどう実現していいのかがわからないという声です。そこで、我々も納入事例や活用方法のご案内に加えて、実際の教科でどのように使えるのかを具体的な使用例の提供などを通じて提案していきたいと思っています。誰もが活き活きと学べる学修環境作りに向けて、先生方と寄り添い、一緒になってより良い学校作りを支援していきたいと考えています。

カスタマーマーケティング課 主務藤川絵利子
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社メディアエンターテインメント事業部 プロダクトソリューションセンターマーケティング部 カスタマーマーケティング課 主務藤川絵利子
教育ソリューションTF新井祥太
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社直轄部門 教育ソリューションTF荒井祥太