インタビュー|INTERVIEW
Vol.32 「フラット&スリム」のデザインコンセプトと使い易さを追求したビジネス向けIP電話機

スマートなオフィスに調和する「フラット&スリム」デザインのビジネス向けIP電話機KX-HDVシリーズ。その担当者にフォーカス。

映像を利用したコミュニケーションも可能にするKX-HDVシリーズ

-----今回新たにパナソニックのIP電話機のラインアップに加わったKX-HDVシリーズについて、誕生の背景をお聞かせ下さい。

関:IP電話機とは企業やオフィスで使う内線電話機の一種で、従来のビジネスホンやPBXといったいわゆるボタン電話機の置き換えとして使用される電話機です。近年、オフィスコミュニケーション機器としてクラウドサービスに対応したIP電話機の導入が進んでいますが、オフィスではさまざまな業務内容に合わせて、ベーシックな機能のものから従来のPBXシステムの電話機のような高機能なものまで、幅広いラインアップが求められています。

今回デビューしたKX-HDVシリーズは、カメラを搭載しテレビ電話にも対応したハイエンドモデルのKX-HDV430、4.3型タッチパネルカラー液晶を搭載し直感的な操作を実現したKX-HDV330、大型電子ラベルの液晶を搭載し電話機能を多用するお客様の利便性を高めたKX-HDV230、ビジネスで使用する電話の基本機能を搭載したベーシックなKX-HDV130の合計4モデルからなります。

杉山:KX-HDVシリーズの特長の一つはデザインです。従来のシリーズは丸みのあるデザインが多かったのですが、KX-HDVシリーズは昨今のIP化されたオフィスで増えている薄型のノートPCやタブレットなどのデバイスと調和するように「フラット&スリム」なデザインコンセプトを採用しシャープなデザインになっています。


KX-HDV430
カメラを搭載しテレビ電話にも対応したKX-HDV430
KX-HDV330
4.3型タッチパネルカラー液晶を搭載したKX-HDV330

-----ハイスペックモデルのHDV430とHDV330の特長は。

関:KX-HDV430はビデオカメラを標準搭載しているのでテレビ電話としてご使用できます。相手の表情など映像を見ることができるので快適なコミュニケーションを実現します。また、当社のネットワークカメラと連携することで、デスクにいながら工場や店舗の様子を確認することもできます。

HDV330はビデオカメラは搭載してませんが、HDV430と同様にカラー液晶のタッチパネルを搭載しているので、鮮明な画面で直感的な操作を可能にします。アプリケーションを表示する画面もフルカラーで表現できます。


-----次にスタンダードモデルのHDV230とHDV130の特長は。

関:HDV230は電子ラベル付フレキシブル機能キーを搭載しています。従来紙のラベルに手書きで書いていた相手先番号や内線番号の名称を、電子ラベル表示を備えた12個のフレキシブル機能キーに表示することができます。視認性の高い表示画面は、切り替えで最大24個まで登録できるため、よく使用する電話番号や機能などを登録することで便利に利用できます。

ベーシックなモデルのHDV130にもフレキシブル機能キーを2個搭載しているので、ワンタッチや機能ボタンとして利用できます。

KX-HDV230
大型電子ラベルの液晶を搭載したKX-HDV230
KX-HDV130
基本機能を搭載したベーシックなKX-HDV130

快適なコミュニケーションを可能にするKX-HDVシリーズ

-----スピーカーホン使用時の音質がどれもいいですね。

関:はい。今回は4機種ともスピーカーホンにはエコーをコントロールし向こうとこちらで同時に喋ってもスムーズに喋れるフルデュプレックス(全二重)を採用しています。また本体がスリムになったことで、機器全体がスピーカーのエンクロージャーの役割をすることになり、その結果音質もかなり向上しました。


-----導入時の各種設定にも

関:各種設定を簡単に行えるようにするためにプロビジョニングという機能があります。通常のIP電話機では内線番号や、ボタン機能の設定等をそれぞれの電話機一台一台にしていかなければなりません。オフィスですとこれが何十台、何百台に対しての作業となるのでたいへんです。ところが、プロビジョニングではネットワークに電話機を接続すると、プロビジョニングサーバーから初期設定ファイルがダウンロードされ端末の設定や設定変更を自動的に行います。

杉山:特にクラウドサービスを利用している際には、各IP電話機が同じ社内にあるわけでなく、各地に点在することになるため、現地に行ってメンテナンスをすることが非常に困難になります。プロビジョニングサーバを介してなら現地に出向くことなくメンテナンスが行えるようになります。

-----デビュー後の反響はいかがでしょうか。

関:HDV430のテレビ電話機能へのお問い合わせがたいへんたくさんあります。現在はまだテレビ会議というと大掛かりなシステムが必要になりますが、HDV430では1対1のテレビ会議ならは簡単に行えます。社内なら内線番号を使うだけで簡単にコミュニケーションができます。

杉山:ネットワークカメラと組み合わせて、ロビーのカメラ映像で来訪者の様子をモニターしたり、セキュリティの目的にも使えます。今までネットワークカメラとPCでモニタリングしなければいけなかったのが、電話機一台でできるわけです。

実際にビルのオーナーさんから、受付けシステム用に導入したいというお話しがありました。また、ネットワークカメラをIP電話機で制御できないかと、というようなお話も増えてきています。


-----最後に、今後の展開や展望についてお聞かせください。

関:これから大きく展開しようと考えているのは、自治体向けの放送システムとしての導入です。各市町村には防災無線がありますが、これが近年、各家庭の部屋の窓がしっかり閉じられているため屋外での放送がよく聞こえないという問題があります。そこで、各家庭内に専用端末を設置することになるわけですが、専用端末の代わりに今回のIP電話機を導入していただくことをプランしています。

杉山:各自治体様では有線放送など運用されていますが、老朽化が進みリプレースの需要が増えています。そこで、今回のKX-HDVシリーズのような新しい端末を契機に、従来の有線放送に代わる、IP化した進化したシステムが提案できないか考えています。

商品マーケティングセンター コミュニケーション・ネットワーク推進部 杉山 晃
オフィスプロダクツ事業部 グローバルマーケティング部 国内販売課 関 雅彦 HD映像コミュニケーションシステムを使って福岡より参加