コラム | COLUMN

ビジネスの成功は心身の健康から。
心と体は深く結びつき、互いに支え合いながら、時に思いもよらないパワーを生み出します。
このコラムでは、しなやかな体と強い心を手に入れるためのオススメ本をご紹介します。今回はこちら…

負けないカラダ〜Toughnessを手に入れる本 第36回

「40歳からはカラダで差がつく!〜エリートの最強コンディショニング」上野啓樹 著

マガジンハウス / 1,300円 税別

2016-04-18

体の曲がり角である“40歳”からすべきこととは? 自己管理能力を身につける日常生活の方法論。

健康こそが、40代の仕事のカギ


著者はビジネスパーソンに向けたダイエットアカデミーを主宰するコンディショニングのスペシャリスト。受講者からミスユニバース・ジャパン日本代表を2名、輩出しています。

いま、日本人男性の平均寿命は80.4歳といわれています。40歳はまさに人生のターニングポイント。働き盛りの世代として会社での責任も重くなり、心身ともに負担が増してくる時期です。

本書ではそんな40代のビジネスパーソンに向けて「カラダこそが、成功の鍵を握る」と説いています。

代謝が悪くなり、20代や30代の頃よりも太りやすくなる年代の男性たちに向けて、日々の生活で行うべきこと、行ってはいけないことを紹介しています。

体に対して興味をもつこと


30代の頃、2年間で15kgも体重が増えてしまたった著者は、毎日の生活を改善することでダイエットに成功しました。

それまでは、いつも疲れを感じていましたが、体重を落としてからは体調もよくなり、気持ちも明るくなって、仕事に対しても自信が生まれたといいます。

最も大切なのは、日常生活における意識改革。

昨日のお昼に何を食べたかをきちんと覚えていない人などは要注意です。食事内容を気にかけていないということは、自分の体に対する意識が低い証拠だからです。

ジムへ行く前にすべきこととは?


体重をコントールしたり、体調を管理したりというと「では、ジムへ通えばいいのかな?」と思う方も多いでしょう。

ところが、体重がオーバーしている状態での運動は、実はあまり意味がないと著者はいいます。それよりも、まずは体内のデトックス。シャワーだけで済ませていたなら、なるべくお風呂に入るようにする。筋肉がほぐれ、体温が上がって、血液の循環もよくなります。

ジムで体を鍛えるより前に、まずは通勤や移動で階段を使うようにする。会社や駅ではエレベーターやエスカレーターを使わずに、階段を上るように心がけます。

さらに体重が多い人にありがちという便秘も解消する必要があります。腸は自律神経と深く関わっています。私たちの体では、起きている間は交感神経が働き、寝ている間は副交感神経が働くのですが、腸はこの副交感神経が働いている状態に動きます。つまり寝ている間に便がつくられるということ。

一方で夜中、胃は休んだ状態です。そのため、寝る前には胃をからっぽにしておき、夜中に負担をかけないようにすることが大切になります。早めに夕食を済ませ、胃から腸に消化した食べ物を送りこんでおくようにします。

原因を考えて、意識を変えていく


本書でとくに著者がすすめているのは、フルーツと水の摂取です。

フルーツには脂肪を分解して燃焼し、エネルギーをつくるための食物酵素が含まれています。そのほか、消化酵素、ビタミン類、カリウムやミネラルも豊富で、水分を維持する保水力もあるといいます。

旬のフルーツ、とくに水分の多いものを選び、胃が空っぽのときに食べるとデトックス効果が高いのだとか。夕食後よりも、朝ご飯で食べるのがおすすめだそうです。

本書全般を通して書かれているのは、ダイエットや体調管理には「なぜ、そうなったかという原因を考えて改善すること」が大事だということ。

そして、ちょっとだけ頑張って、いままでできなかった習慣を身につけてみる。それが心身の健康につながると語っています。

(編集部:Y.C)