コラム | COLUMN
「最速! 清潔感 忙しいビジネスマンでも絶対に「見た目」でソ

「気になる本はたくさんあるけれど、忙しくて、ついつい読まずに終わってしまう…」。そんなビジネスパーソンのために、仕事に役立ちそうな本、これからの人生をより豊かにしてくれそうな本を編集部がピックアップ。内容を“美味しいとこ取り”でご紹介します。今回はこちら…

ちょっと立ち読み〜ビジネスに強くなる本 第86回

「最速! 清潔感 忙しいビジネスマンでも絶対に「見た目」でソンしない」
 加藤智一 著

大和書房 / 1,400円 税別

2019-2-4

教えてもらう機会の少ない男性の「身だしなみ」。ビジネスシーンで不可欠な「清潔感」をキーワードに日常のケアをまとめた一冊。

「めんどうくさい」が清潔感の減少に


著者の加藤知一氏は男性唯一の美容ジャーナリスト。

かつては「男性は中身で勝負」といわれていましたが、時代は進み、いまは老若男女、世代を問わず「見た目重視の時代」になっているといいます。

その背景にはSNSもあります。FacebookやInstagramで自分をアピールしたり、演出したりすることに抵抗を感じない若年層ほど、その傾向は強いといえます。

「社会人たるもの身だしなみはマナーだ」と多くの人が認識していますが、学校でも会社でも、なかなか具体的な方法を教わる機会はありません。

身だしなみは「社会に対する自己プレゼンテーション」と語る加藤氏。身だしなみの絶対的なルールは「清潔感」にあるといいます。

まずは洗顔と保湿


清潔感は抽象的で感覚的なものですが、極端にいえば「整えるべきところが整えられている状態」が基本です。鍵となるのは、主にこの4つです。

・寝グセがない
・爪がきちんと切られている
・肌が荒れていない
・体臭がしない

本書では、必要最低限のケアから始まり、40代以上には「応用」を、さらに極めたい人のために「上級テクニック」を紹介しています。

第一段階のシンプルケアとして、繰り返し著者がすすめるのが、きちんとした洗顔と保湿。まずは顔や指先の肌を整えます。

「自分は脂っぽい肌だから、保湿はいらない」と思っている人もいますが、それは大きな勘違い。20代半ば以降の男性は、肌の脂分が足りていません。そのため、肌が内側からうるおいを補うために脂を出し、「乾燥するのに脂っぽい」状態をつくりだしています。とくにTゾーンは脂っぽいのに頬がかさついている人は、その典型です。

10代からの自己流ケアをアップデート


「やってはいけない男の自己流」の章では、高校時代から続けている身だしなみ習慣をアップデートしよう、と語っています。

美容の情報を積極的に取り入れたり、友人と情報交換したりする女性と異なり、男性の場合は親や家族からの教えをそのまま続けて、高校生あたりから習慣が変わっていない人がほとんどだそう。

そこで、著者がこれまで雑誌等の取材を行う中で最も間違いの多かった10の自己流ケアと正しいケアを紹介しています。

とくに間違いの多いケアはお風呂シーンに集中しています。

シャンプーを頭皮に直接かける人がたくさんいますが、はじめにお湯を頭にかけて“予洗い”をしてから、手のひらにシャンプーを出して頭皮を揉み込むように洗髪していきます。

意外なところでは体を洗う順序です。体は「頭からつま先」へと洗うのがルール。その理由は、先に体を洗って、最後に髪を洗うと、シャンプーやコンディショナーなどが額や首元、背中などに残るからです。これがニキビや肌荒れに繋がっている人も多いそうです。

なりたい未来像をイメージしてケア


ほかにも、女性誌のように具体的な方法がたくさん紹介されています。

個人的に印象に残ったのは、日焼け止めの使用です。女性では一年中、使用している人も多いのですが、男性も同じ。紫外線は肌のシワやたるみの原因となりますので、一年中の使用がベストです。

また、寝る前のリップクリームもぜひ取り入れたい習慣。寒さの厳しいこの時季、唇のかさつきに効果的です。

そのほか、虫歯や歯周病などを防ぐオーラルケア、なかなか人と情報交換しにくい薄毛予防や育毛、体臭予防、カラーリングなども具体的なケア方法が紹介されています。

「どんな製品を使っていいか分からない」という人のために、さまざまな商品も紹介されていますので、ドラッグストアやネット購入の参考にもなります。

かつて男性は男性用商品を手に取るイメージでしたが、いまは美容もジェンダーフリー。比較的、男性も入店しやすいオーガニックのコスメショップなどで、気に入った香りのシャンプーや保湿用品などを選ぶのもよいのではないでしょうか。

(編集部)