導入事例

株式会社キリン堂様

POS接続型マルチ決済端末
「JT-R600CR」

店頭での決済時の様子。カード利用者本人がセ ルフ操作することで、省力化やリスクの低減を実現。

決済関連業務を1日約20分短縮し、「国際基準のセキュリティ要件」へも対応。サービス向上の土台を支える決済端末。

  • 流通・小売
  • 決済端末
 

導入年月:201804

近畿圏を中心に全国約350店舗(2018年2月現在)を展開するドラッグストアチェーン、株式会社キリン堂様(以下、キリン堂様)。創業以来、健康な状態から病気になる途中の段階である「未病」への対策に力を入れておられます。カウンセリング販売や、老化に伴う機能低下の診断など日頃の健康状態をチェックする健康フェアを積極的に実施し、地域の「かかりつけ薬局」となるべく地域密着型の店舗経営を推進。
近年、クレジットカードや電子マネーなど非現金による決済が増加・多様化する中で、決済業務が煩雑化していたことを受け、2017年末から18年春までにかけてレジ周りの機器を一新。決済業務の省力化の中心となる端末として、POS接続型マルチ決済端末JT-R600CRを導入されました。

キリン堂様店舗での基本的な設置スタイル。利用者の 目線で差し込み口が見えやすいよう少し斜めにした台に乗せて運用。JT-R600CRが軽量であり裏面に固定用のネジ穴があるため、台上でもしっかり安定
販売企画部
部長
須佐美友彦 様
新大阪宮原店
店長
三宅崇之 様

導入の背景

非現金決済ニーズの取り込み、割賦販売法の一部改正、人手不足…。
決済業務の課題を1台で解決する「マルチ決済端末」として導入。

キリン堂様の店舗では、訪日外国人によるクレジット決済の増加はもちろん、国内顧客に関してもクレジット決済や電子マネーによる決済が右肩上がりに増加。販売企画担当としてその急激な変化を感じられた須佐美様は、2015年から「au WALLET」や「nanaco」など電子マネー決済への対応を推進。今後の「非現金決済ニーズの取り込み」は至上命題と捉えられるようになったと語られます。
「4年前には店舗でのクレジットカードや電子マネーによる決済は12%程度でしたが、現在は22~23%と大きく増加しています。今後も増加が見込まれ、2020年には30%台にのぼると予想しています。また、当部署で会員分析をかけた結果、『電子マネーを利用するお客様は、利用しない方より平均して月1回来店頻度が高い』という結果を得ました。電子マネーを利用しない場合、来店頻度は月2~3回程度ですから、これは大きな違いですよね」。
しかしキリン堂様が従来使用されていた決済端末は、POS非連動型の決済端末、PIN入力端末、リーダライタの3台で構成されており、店頭、バックヤードともに業務が煩雑。将来的な人手不足への対応も見据え、省力化のためにレジ周辺機器の刷新に着手されました。決済端末に求めた条件は、省スペースかつ業務を簡略化できる「一体型のマルチ決済端末」であること。そして海外製品を含めた複数の製品とJT-R600CRを比較された中で、須佐美様はJT-R600CRの高いセキュリティ性能に大きな魅力を感じられたといいます。
「新POSの導入目標にしていた2018年に割賦販売法の一部改正が施行されることの影響は大きかったですね。その中で、最先端の国際的なセキュリティ基準へ対応していることが非常に魅力と感じていました。またデザインも、シンプルでありながら重厚感もあって店舗に置くのにぴったりだと感じましたし、国内メーカーでサポートが充実している安心感も決め手になりました」。

導入のポイント

  • ポイント1 多様な決済に対応する一体型マルチ決済端末
  • ポイント2 店頭に置きやすい設置性と高いデザイン性
  • ポイント3 国際基準PCI PTSのセキュリティ要件SREDへ対応

導入のメリット

レジの省スペース・省力化を実現。カード取り扱いのリスクを減らし、セキュリティも飛躍的に向上。

キリン堂様では、2018年4月中にドラッグストア全店の全てのレジを新POSレジとJT-R600CRによるシンプルな構成へ刷新することを目指し、順次リプレースを進められています。先行導入された店舗では、一体型マルチ決済端末であるJT-R600CRによってレジ周りの省スペース化が果たされたのはもちろん、レジ操作の簡略化により決済関連業務を1日平均20~30分省力化することに成功。さらにカード利用者本人によるセルフ操作を実現できたことで、カードの取り扱いにまつわるリスクも解消されました。さまざまな業務改善効果について、具体的な業務フローと共に詳細をお伺いしました。

まず操作の簡略化・省力化について。
導入前は店員が決済端末を操作した後、お客様にPIN入力端末で暗証番号を入力してもらい、再び店員がPOSレジを操作して会計が完了、という煩雑な操作でした。それに対して導入後は、店員がPOSレジで決済手段を選択し、お客様本人がJT-R600CRを使ってカード操作することで決済が完了。端末を操作する工程が半分ほどに簡略化されました。加えて、決済関連業務で発生していたレシートの処理も大幅に簡略化。導入前に比べ、発行されるレシートは最大5枚から1枚に削減。膨大なレシート管理の手間から解放されたといいます。「私たちの仕事で最も大切なのは接客ですから、店員が決済関連業務にかかる時間を少しでも減らせるのは大きなメリットです」と須佐美様。

1台で各種クレジットカード、電子マネーに対応。カード利用者自身によるセル フ操作も、特に混乱も無く、お客様にすんなり受け入れられている。

そしてリスクの軽減について、導入前にはPOSレジと決済端末を二度打ちする際の入力ミスのリスクや、カードをお客様に返却し忘れるリスクがどうしてもつきまとっていたそうです。
導入後は、それらのオペレーションミスがゼロに。この点について須佐美様は、JT-R600CRで決済処理のシンプル化が実現できたおかげと語られます。
「人の手で入力する工程が増えるほどミスのリスクが高まりますので、店舗スタッフが操作する工程数をとにかく減らしたいと考えていました。JT-R600CRの導入後は、お客様でカードの操作をしていただくことが可能になり、かつPOSレジの操作も従来より格段に減らすことができ、工程がシンプルになったことで、リスクも格段に減らせたと思います」。
新大阪宮原店の店長である三宅様からも、「実際にレジを担当する店員の業務ストレスの軽減につながった」というお言葉をいただきました。

このように大幅な業務改善が果たされたほか、須佐美様が導入のメリットとして強調されたのが選定の決め手ともなった「国際基準のセキュリティへの対応」です。JT-R600CR導入にあたりキリン堂様では、読み取ったカード情報をすぐに暗号化しセンターへ送る全件オンライン方式のシステムを採用。JT-R600CRにはカード情報が残らないため、スキミングや本体の盗難によるデータ流出の被害を防止できます。須佐美様はこのメリットについてこう締めくくられました。
「ドラッグストアはもちろん、小売業全体を含め業界大手が求める最先端の国際的なセキュリティ基準への対応を、このJT-R600CRが実現してくれました。競合他社に先駆け、この高度なセキュリティをクリアできたことで、これから増加する国内・海外の非現金決済ニーズを取り込む上での大きな布石が打てたと考えています」。

  • 導入メリット1 セキュリティの向上により国内・海外の決済ニーズに対応
  • 導入メリット2 POSと決済端末の「二度打ち」を無くし、店頭・バックヤードの手間を大幅削減
  • 導入メリット3 一体型コンパクトモデルで、レジ周りの省スペース化に貢献

JT-R600CRを活用したこれからの展望

海外のNFCカード化の流れに積極的に対応。店舗サービスも充実し、さらなる「便利」を提供。

これからの展望について須佐美様にお伺いすると、より多様な決済手段への対応を想定されているとのこと。
「今後も他の電子マネーへの対応を拡大していく予定です。また、国際クレジットカードブランド各社が進めているNFC決済にも対応していきたいと考えています。JT-R600CRはこちらにも対応が可能ということで、改めてこの機種を選んで間違いなかったと感じています」。
さらに須佐美様は、レジの省力化により、店舗でのサービスの充実にもさまざまな可能性を感じられています。
「月間の決済は約70万件。この1件1件が1秒でも縮まれば、店舗に大きなインパクトを与えるのは間違いありません。またJT-R600CRは操作が簡単でスタッフ研修も短時間で済ませられますから、日本人はもちろん外国人スタッフの育成も省力化でき、サービスの要となる人手の確保という面でも貢献が期待できます。また端末の一体化によって、購入率の高いレジ横のスペースが空いたので、今後はさらに季節性商品の充実にも力を入れていきたいですね」。

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導入機種

POS接続型マルチ決済端末 JT-R600CR
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