インタビュー|INTERVIEW
Vol.31 本体だけで最大24地点 同時接続のビデオ会議を実現したHD映像コミュニケーションシステムの最上位モデルKX-VC2000J

本体だけで最大24地点 同時接続のビデオ会議を実現した
HD映像コミュニケーションシステムの最上位モデルKX-VC2000J

本体だけで16地点、オプション拡張すると業界最多の最大24地点まで同時接続可能

KX-VC1600JとVC1300Jに続くHDコムシリーズの上位機種であるKX-VC2000Jについて、特長をお聞かせください。
島津:これまでも業界最多最大10地点までの接続ができるMCU機能を内蔵したKX-VC1600Jが ありましたが、もっと多くの地点に同時に接続したいというお客様の声が多くありました。

一般的にビデオ会議システムで多地点接続をするためにはMCUというサーバータイプの機器を使う必要があります。MCUは非常に高額で、扱うためには専門スキルのあるIT管理者が必要になりますし、サーバータイプのため騒音や熱の課題などもあり、会議室等に設置することが 困難で、サーバールームのような専用の部屋で管理する必要もあります。こうした点が多地点の同時接続をしたいというお客様のハードルになっていました。

対して我々のHDコムシリーズはMCU機能を本体に内蔵しており、通常の会議室などに設置できますし、操作的にも特別な管理者はいらず利用者自身が使える簡単な製品です。その特長を 踏襲しつつ、お客様のさらなる多地点同時接続のご要望にお応えできる製品として、HDコム シリーズの最上位モデルであるKX-VC2000Jを発売することになりました。KX-VC2000Jは標準で16地点、オプション拡張することで業界最多最大24地点までのビデオ会議を行っていただくことができます。しかも、価格は他社MCU比約1/3という圧倒的な価格メリットも実現しています。


以前のモデルでも多地点の同時接続はできましたが、お客様はさらに多くの多地点接続を必要とされているのでしょうか。
島津:そうですね。中規模で拠点数が11か所以上あるようなお客様にそのようなニーズがありましたが、それに加えて最近ではインターネットを通じて、出先や出張先、自宅等からパソコンやスマートフォン、タブレットといったモバイル端末でビデオ会議に参加するニーズやシーンが増えてきています。拠点数だけでなくモバイル端末の接続数という観点で、より多くの多地点接続を実現する必要性が生じています。そうしたニーズに応えるべく生まれたのが、KX-VC2000Jというわけです。

今回のインタビューにはHD映像コミュニケーションシステムを使
今回のインタビューにはHD映像コミュニケーションシステムを使用した
KX-VC2000J
HD映像コミュニケーションシステムの最上位モデル KX-VC2000J※クリックで拡大

強化されたプロファイル機能により迅速な会議開始が可能

同時接続地点数のアップ以外に強化されたポイントをお聞かせください。
島津:HDコムでは、より簡単にビデオ会議をはじめられるようにプロファイルという概念を導入しています。毎回接続先が決まっている定例会議や朝会・研修などを予め登録することができ、 リモコンを使って素早く・簡単に開始することができます。
この機能はKX-VC1600JやVC1300Jにもありましたが、VC2000Jになって接続数が増えても会議開始時の接続時間を、極力短い時間でつながるように工夫しています。


会議画面のレイアウトも強化されていますよね。
島津:はい、画面レイアウトもバリエーションを増やしています。様々な画面レイアウトのパターンがあり、接続している拠点のすべての様子(最大で24地点)を見ながら会議を行うことができます。
また利用シーンに応じて、特定の拠点を大きく表示したり、拠点の表示位置を固定したり、話をしている拠点を大きく表示したりするといった機能を組み合わせることも可能です。

今後はウェアラブルカメラとHDコムとの連携による映像伝送など会議外用途に向けた訴求も

リリース後の反響はいかがでしょうか。
田口:そうですね、SOLUTION Japan 2016でもたいへん好評でした。特に業界でいうと製造業様からの反響が多いですね。流通側と製造側をつないでミーティングする、会議するというニーズが多いので。また最近ではモバイル接続に関する反響やご要望が増えていますね。本社にはHDコム本体KX-VC2000J、拠点はすべてモバイルで使いたいといったご要望があったりします。


モバイルでの用途の可能性は大きいですね。

田口:はい、これからは会議や打合せの用途だけでなく、社外においてモバイルを活用した警備対策、機器の保守・点検あるいは災害対策といった用途も増えていくと思います。これまでにモバイル映像伝送システムとして、ウェアラブルカメラとHDコムを連携したシステムの実証実験を繰り返し行ってきましたが、まもなく商品化の予定です。


最後に、今後の展開や展望についてお聞かせください。
島津:今回のKX-VC2000Jは、KX-VC1600JとVC1300Jの機能を踏襲しており、HDコムシリーズの特長はそのままに、同時接続数を24地点まで増やしたお客様にも分かりやすい製品となっています。今後は会議以外の領域へマーケットを広げていくとともに、各業界のニーズに応えられるような製品を展開して行きたいと思っています。

HDコム推進課 田口朋史
HDコム推進課 田口朋史
戦略企画課 島津 幹夫
戦略企画課 島津 幹夫
HD映像コミュニケーションシステムを使って九州より参加