導入事例

株式会社マルハニチロ物流様

倉庫管理システム

5度の冷蔵倉庫でも問題なく動作するタフパッドで、業務効率を大幅に改善。情報をリアルタイムに共有し、伝票のデジタル化で印刷コストも削減できました。

  • 物流・郵便
  • タフパッド/タフブック

5℃の低温環境で問題なく動作、ペーパーレス化でコストも削減。
先端の低温倉庫に必要な条件をTOUGHPADだけがクリア。

株式会社マルハニチロ物流様は、全国の主要港に冷蔵倉庫を保有し、通関から保管・輸配送まで一貫した物流事業を展開する企業様です。2014年2月に竣工した川崎第三物流センターの開設にあたり、タブレット端末を組み合わせた倉庫進捗管理の新システムを構築。TOUGHPAD FZ-G1を導入し、管理伝票のペーパーレス化や情報の一元化で、業務効率を大幅に改善しました。

免震構造など最新鋭の設備を導入した先端の低温倉庫 川崎第三物流センター

マルハニチロ物流様は、マルハニチログループの1社として、低温物流事業を展開する企業様です。
東京、大阪、名古屋、福岡など主要港の港湾地区を中心に日本全国に36拠点、計60万トンの冷蔵倉庫を保有し、オンラインシステム等の情報技術を組み合わせて、通関から保管・輸配送まで一貫した、安定した“食”の物流体制を提供されています。

そんなマルハニチロ物流様が2014年2月に開設し、同年4月に本格稼働したばかりの施設が、川崎市川崎区東扇島にある関東支社川崎第三物流センターです。
マルハニチロ物流様の物流拠点のみならず、免震構造など低温物流業界の中でも最新鋭の設備と体制を誇る施設で、-20℃以下の温度帯にあたるF級が2万7,637トン、-20~10℃の温度帯F/C級が913トンと、合わせて2万8,550トンの倉庫収容能力を誇る大規模な施設です。

「TOUGHPADの導入で、印刷費用に限っても大幅な費用削減効果があります」と語る、マルハニチロ物流 関東支社 川崎第三物流センター 所長の保本洋之様
「TOUGHPADのおかげで現場のIT化を推進することができました」と語る、マルハニチロ物流 関東支社 川崎第三物流センター 業務課長の高橋正男様

既存システム活用のためWindowsタブレットを選択

川崎第三物流センターの開設に合わせて、マルハニチロ物流様が導入した新たな倉庫管理システムが「WPS(Warehouse Progress System)」です。開発、導入には、管理画面から帳票機能、機器構成に至るまで、社員様自身が関わり構築した、自前のシステムです。

システムの構築にあたり、端末としてタブレットの導入が検討されました。その際、マルハニチロ物流様が求める要件として挙げた条件には、次のようなものがありました。

「我々は低温物流の業界ですので、低温下での動作保証は必須です。5℃という低温に保たれた荷捌場での使用に、問題なく耐えられること。これがまずは第一です」(所長・保本様)

既存の基幹システムがInternet Explorerの環境下で開発されていたため、Windowsで動作することも、必須の条件でした。

その結果、辿り着いたのが10型の頑丈タブレットTOUGHPAD FZ-G1です。

「-10℃までの低温での動作保証に加え、防塵防滴機構、頑丈な設計も大切なのです。TOUGHPADなら濡れても安心ですし、人やフォークリフトが忙しく行き交う現場で、落下したり、ぶつけたりしても、TOUGHPADの頑丈設計なら、心配ありません」(業務課長・高橋様)

また、万一のトラブルの際にも、迅速で手厚いサポートが受けられる、パナソニックの充実した保守体制も導入の決定に至るポイントになったとのこと。企業の基幹部分を成す大切な業務用途のシステムだけに、スムーズな業務継続とトラブルの際の速やかな対応は、重視すべき点だと高橋様は話されます。

現在は、室温5℃の荷捌きエリアにてTOUGHPAD FZ-G1を利用されていますが、導入して以来、まだ一度も故障などのトラブルはないとのことです。

タブレットに表示された伝票情報で入庫検数を確認。伝票を仕分ける必要がないので、作業が軽減し、処理も迅速に行えます。
オフィスではクレードルに挿してデスクトップPCとしても活用できます。

ペーパーレス化による費用削減も実現

実際の現場における作業は、出庫業務の際に荷物に貼付された荷札のバーコードを、ハンディスキャナーで読み取ることから始まります。ハンディスキャナーから、Bluetooth経由でTOUGHPADに読み込まれたバーコードの情報は、ネットワークで共有されたデータと照会され、TOUGHPAD上に表示されます。画面に表示されたデータを見ながら、現場のスタッフが商品の検数作業を行い、その場で入力していきます。そのデータが無線LAN経由で再びシステムにフィードバックされ、送り状としてレーザープリンターから印刷されます。

TOUGHPAD導入による効果について、現場責任者の高橋様は次のように話されます。

「従来のような印刷物の伝票の場合、濡れたり破損したり、紛失するといったリスクがありました。しかし、TOUGHPADを使うことにより、その様な心配は解消されたと思います。

また、印刷コストの削減効果も大きいです。以前のようにドットプリンターや専用伝票を使う必要がなく、電子媒体やカット紙で可能となることも、費用削減に役立っています。」

(右写真:現場で使用されているTOUGHPAD G1(パナソニック製)とバーコードリーダー(アイメックス製)。画面をタッチしていくだけの操作なので、伝票をめくったり、書き込んだりする手間が省け、業務がスピーディで正確に。)

荷札のバーコードをリーダーでスキャンすると、Bluetooth経由でTOUGHPADに情報が送られ、システムで照会された伝票情報が画面に表示されます。

情報をリアルタイムに共有・確認。紙ではできないタブレット化の利点

さらに、モバイル化による作業効率の改善、効率アップをも感じておいでです。

「情報をリアルタイムに、他のどの現場でも共有して確認できるので、だれでもどこからでも作業の進捗状況を把握できるというのは、大きなメリットです。たとえば進捗が遅れている現場があれば、応援を動員する判断も容易にでき、柔軟に対応できます」と保本様。

また、意外なことに、現場で大活躍しているのがTOUGHPADに搭載されているカメラです。かつてはお客様へ写真を送付する際、事務所にデジカメを取りに行き、現場で撮影をして、また事務所に戻ってメール送信の作業をしていたので時間がかかりました。TOUGHPADならその場ですべて完結し、迅速に処理できます。広い倉庫での移動時間や労力をカットでき、現場のスタッフからも非常に評判がいいとのことです。

目指すべきはIT機器導入によるスキルレベルの高位平準化

現場では、ほとんどが立ったままの作業です。紙の伝票に比べ、少し重いという声もありましたが、実際の現場の声として次のような評価も語ってくださいました。

「複数枚の伝票を持ち歩き、その中からチェック対象の商品の伝票を1枚1枚めくって探していくという手間がなくなるのは、重さ以上に価値があります。川崎第三物流センターのように多品種を扱う現場だからこそ、タブレットが活かせるのだと思います」(高橋様)

なお、紙からタブレットへ移行するにあたって、ジレンマもあったと保本様は話されます。

「熟練したベテラン社員になると、紙で作業したほうが実は早いんですよ。でも、経験の浅いスタッフには無理です。組織全体としてのスキルレベルの平均点を上げ、スキルギャップを埋めるためには、こうしたITツールを活用していくことが極めて有効なのです」(保本様)

「TOUGHPADがなければ実現できなかった」とまで語られるマルハニチロ物流様。他社に先駆け、高度で先進的なシステムを積極的に導入して業界をリードする企業様の経営と、業務効率のさらなる改善に向けて、TOUGHPADは今後も強力なサポートツールとして大いに活躍しそうです。

WPS活用例

導入機種

頑丈10.1型タブレット TOUGHPAD FZ-G1

納入先プロフィール

株式会社マルハニチロ物流様

[所在地]
本社:川崎市川崎区東扇島86

[ホームページ]
http://www.logi.maruha-nichiro.co.jp/

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