新関西国際空港株式会社様

デジタルサイネージ
海外からのお客様をお迎えする「ウェルカムボード」を98v型4K液晶ディスプレイにリプレイス。従来のHD映像コンテンツもさらに美しく表示。

導入の経緯

海外からのお客様をお迎えする「ウェルカムボード」を98v型4K液晶ディスプレイにリプレイス。

日本初の24時間運用国際空港として1994年に開港した関西国際空港。関西には国際観光都市の京都・奈良に加えて、姫路城や高野山など、外国人旅行者に人気のエリアが数多くあることから、開港以来、たくさんの観光客が訪れ、空港を利用しています。
お客様第一主義の徹底を図り、「使いやすく来て楽しい空港」「お客様に喜んでいただける空港」を目指しておられる新関西国際空港株式会社様では、サービスの一環として「ウェルカムボード」を2007年に設置。海外からのお客様をもてなしていましたが、導入後8年経過したことから機器の更新をされることとなり、プラズマディスプレイから98v型4K液晶ディスプレイにリプレイスされました。

従来のHD映像コンテンツもさらに美しく表示する映像表示性能に優れた大画面ディスプレイ。

リプレイスを検討する際、さまざまなシステムを検討されましたが、あくまでも単体での大画面と高画質にこだわり、現在の最大画面サイズとなる98v型4K対応液晶ディスプレイを使用することを決定。
実機を用いたデモンストレーションでご確認いただき、新世代画像処理技術「ディティールクラリティプロセッサー3」により、超高精細4K映像対応はもちろん、従来から使用しているHD映像も補正して鮮明に表示できる点を高く評価いただきました。さらに「『日本の玄関口』を飾るにふさわしい国内メーカー」というポイントも踏まえて、当社TH-98LQ70Jを2台導入いただきました。

写真:ディスプレイを4K液晶ディスプレイに更新した「ウェルカムボード」。
ディスプレイを4K液晶ディスプレイに更新した「ウェルカムボード」。
写真:さまざまな言語で表示される「ようこそ」のメッセージ。その他にも、季節の風景や観光スポットの映像など、さまざまなコンテンツで、外国からのお客様をお出迎え。
さまざまな言語で表示される「ようこそ」のメッセージ。その他にも、季節の風景や観光スポットの映像など、さまざまなコンテンツで、外国からのお客様をお出迎え。

システムの紹介

「ウェルカムメッセージ」や「観光案内」「歓迎メッセージ伝言板」など多彩なコンテンツの放映に大活躍。

「ウェルカムボード」に採用されたディスプレイには、コンテンツ再生用パソコンをDVI接続。フルデジタル映像処理により、画質の劣化を最小限に抑えています。
現在「ウェルカムボード」では、

  • さまざまな言語で歓迎の言葉を表示する「ウェルカムメッセージ」
  • 関西を中心に、季節の風景や観光地の美しい映像、伝統文化・行事、食文化などを表示する「観光案内コンテンツ」
  • 大会議・大会等に参加される団体のお客様への歓迎メッセージを掲載する「歓迎メッセージ伝言板」(団体のお客様のみ受付)
  • 市街地への最終電車案内など交通アクセス情報や、現在地情報、緊急情報などの表示

といった多彩なコンテンツを放映。これらコンテンツのスケジューリング、「歓迎メッセージ伝言板」や緊急情報の編集などは、第1ターミナルに近接する新関西国際空港会社ビルに設けられた「システム集中管理センター」から、構内ネットワークを介してコンテンツ再生用パソコンを制御・管理されています。
これまでのプラズマディスプレイの質量は約189kg。そのため、撤去は大変な作業でした。それに対して、新しい98v型液晶ディスプレイは約136kgと大幅に軽量化。設置は容易に行うことができました。

写真:「ウェルカムボード」は、国際線到着口を出てすぐ目の前のロケーション。よく目立つ大画面ディスプレイは、待ち合わせや集合場所の目印としても使われている。
「ウェルカムボード」は、国際線到着口を出てすぐ目の前のロケーション。よく目立つ大画面ディスプレイは、待ち合わせや集合場所の目印としても使われている。
写真:「ウェルカムボード」のリプレイス前(左写真)と、リプレイス後(右写真)。造作も一新し、さらに注目度の高い大画面を確保。
「ウェルカムボード」のリプレイス前(左写真)と、リプレイス後(右写真)。造作も一新し、さらに注目度の高い大画面を確保。

関西国際空港「ウェルカムボード」システム概略図

写真:関西国際空港「ウェルカムボード」システム概略図
導入されたTH-98LQ70Jは、視野角の広いIPSパネルを採用。斜め方向からでも、鮮明で、発色の良い映像を見ることができる。

導入を終えて

美しくなった映像でお客様をおもてなしできる新しいディスプレイの映像再現性能にご満足。

今回、ディスプレイのみをリプレイスされており、その他は従来のシステムを踏襲しているため、使用感の変化もさほどなく、新たな「ウェルカムボード」へとリニューアルさせることができました。
新関西国際空港株式会社様では、空港内すべてのサイネージシステムのコンテンツを統一フォーマットで運用されているため、現時点では4K映像化されていませんが、取材にご協力いただいた尾山様、中村様より「従来から使用していたHD映像コンテンツも、映像の鮮鋭度が向上して、美しく鮮明な映像をお客様にご提供できるようになりました。」と、機器更新によって画質向上が実現できたことに大変満足とのご感想をいただきました。

写真:新関西国際空港株式会社 ターミナル営業部 旅客サービスグループ サブリーダー 尾山 洋介 様
新関西国際空港株式会社 ターミナル営業部
旅客サービスグループ サブリーダー
尾山 洋介 様
写真:関西国際空港 情報通信ネットワーク株式会社 システムサービス部 システムサポート2グループ 中村 崇人 様
関西国際空港 情報通信ネットワーク株式会社
システムサービス部
システムサポート2グループ
中村 崇人 様

新関西国際空港株式会社 様

「お客様の満足」を追求し続ける日本が誇る国際空港。
関西国際空港は、2014年9月の開港20周年という節目にあわせて、第1ターミナルビルのリノベーションを行い、お客様に「より便利で、より楽しい」空間をご提供。また、お客様第一主義の徹底を実現すべく、急増するインバウンド(訪日旅客)へのサービス向上取り組みとして、仮眠・休憩スペースやシャワーブースの設置なども行われています。

写真:第一ターミナルの周りを飛行機がそれぞれのゲートで停泊している様子

納入機器