株式会社パソナ様 東京駅前 TRAVEL HUB MIX

演出型デジタルサイネージ
次世代観光案内所「TRAVEL HUB MIX(トラベルハブミックス)」に演出型デジタルサイネージを導入。

概要と特長

株式会社パソナ様は、人材ビジネスはもとより、人々の生活を豊かにする様々なサービスを展開、地域創生事業を通して、地域産業を活性化させる人材誘致による新たな雇用創出に挑戦されています。2017年8月1日、地方創生事業の一環として、東京駅前の本社ビル1Fに日本最大規模の次世代観光案内所「TRAVEL HUB MIX(トラベルハブミックス)」がオープンしました。トラベルハブミックスは出会い(Meetup)、刺激(Inspiration)、体験(eXperience)をコンセプトに、これまで「場所の紹介」であった観光案内所の枠組みを超えて、「人と人のつながり」を軸とする参加型の情報発信拠点(HUB)。観光に携わる個人が活躍できる「個人自立社会」の実現と、地方の観光復興による地方創生を目指しています。
トラベルハブミックスのプランニングにあたり、「個人、自治体、企業が連携するコミュニティから日本国内の旅行情報を国内外へ発信すること」、「様々な目的に合わせた魅力的な空間演出を実現すること」というご要望をいただきました。そこで、アイキャッチとしても効果的な大型デジタルサイネージをはじめとする映像や音響に関わる総合的な空間演出を提案し、ご採用いただきました。

写真:トラベルハブミックスの入り口から見えるビデオウォール
トラベルハブミックスの入り口から見えるビデオウォール。
写真:Google Earthが映る9面大型デジタルサイネージ
Google Earthが映る9面大型デジタルサイネージ。

さまざまな映像表現を実現できるシステムの提供、タブレット切替制御アプリによる業務負担の軽減

今回導入されたシステムは55インチ液晶ディスプレイ(TH-55LFV6J)×9面のビデオウォール(大型デジタルサイネージ)、壁や柱に設置した4面の液晶ディスプレイ群、これらを制御するデジタルサイネージ配信システム「AcroSign」、会場内イベント撮影用HDインテグレーテッドカメラ、RAMSA音響システム、さらに独自開発したタブレット切替制御アプリケーションから構成されています。

■セミナースペース
50席のシートを配置できるセミナースペースでは、液晶9面からなる大型デジタルサイネージには、パソナ様が提供するプレゼン画面・イベント案内だけでなく、トラベルハブミックス中央に設置されたHDインテグレーテッドカメラのライブ映像や、来場者が持参したスマートフォンやパソコンに記録されている映像などを映すことができます。大画面と音響設備による臨場感により来場したお客様に驚きを与え、観光資源や各都市の魅力を効果的にアピールする空間づくりに貢献しています。

写真:セミナースペースに設置されたRAMSA 20cm 2ウェイスピーカー
セミナースペースに設置されたRAMSA 20cm 2ウェイスピーカー。
写真:セミナースペースに設置されたワイヤレスアンテナステーションとマイク
セミナースペースに設置されたワイヤレスアンテナステーションとマイク。
写真:会場内を撮影するHDインテグレーテッドカメラ
会場内を撮影するHDインテグレーテッドカメラ。

■ライブキッチンカウンター、旅行情報コミュニティスペース

ライブキッチンカウンターでは、同じくHDインテグレーテッドカメラを使用し、料理している手元までズーム機能で映し、カウンター上の55インチ液晶ディスプレイに表示することや、ライブ配信としてSNSを使って発信することもできます。
旅行情報コミュニティスペースには55インチ2面と42インチ4面の液晶ディスプレイにより、観光関連の映像や広告やトラベルハブミックスで開催されるイベントのSNS投稿を表示し、幅広い用途に活用できます。
さまざまなデバイスからのコンテンツのインターネット配信を得意とするデジタルサイネージ配信システム「AcroSign」を使って、来場者の参加意識を高めることを目指しています。

写真:ライブキッチンカウンターでは、手元までズーム機能で撮影して放映
ライブキッチンカウンターでは、手元までズーム機能で撮影して放映。
写真:ライブキッチンカウンターのディスプレイにセミナースペースの映像を表示
ライブキッチンカウンターのディスプレイにセミナースペースの映像を表示。
写真:旅行情報コミュニティスペースの42インチ液晶ディスプレイ
旅行情報コミュニティスペースの42インチ液晶ディスプレイ。
写真:旅行情報コミュニティスペースの42インチ液晶ディスプレイ
旅行情報コミュニティスペースの42インチ液晶ディスプレイ。
写真:旅行情報コミュニティスペースの55インチ液晶ディスプレイ
旅行情報コミュニティスペースの55インチ液晶ディスプレイ。
写真:旅行情報コミュニティスペースのDLP方式プロジェクター
旅行情報コミュニティスペースのDLP方式プロジェクター。

■タブレット切替制御

運用面においてはタブレット端末からの無線指示によりディスプレイやプロジェクターの映像切替や電源制御などを実施することが可能であり、イベントを運営されているご担当者の業務負担軽減にを実現しています。

写真:タブレット操作画面
タブレット操作画面。
写真:タブレットからワイヤレスでディスプレイ群を制御
タブレットからワイヤレスでディスプレイ群を制御。
写真:バックヤードから機器が制御可能
バックヤードから機器が制御可能。

お客様の声

株式会社パソナ
スペシャルアドバイザー 地方創生特命担当 勝瀬博則 様
ソーシャルイノベーション部 トラベルハブミックス担当 日置法男 様

最近の「旅」というものはものすごく変わってきています。単に場所に行くのではなく、その場所にいる人に会うという目的で旅行される人が多くなっています。旅行業界においてリピート率の向上が大きな課題とされていますが、お客様が旅先で「人」と出会い、「友人」ができることで、そのリピート率は200倍にも跳ね上がると言われています。
場所は一度行けば消費されてしまいますが、人との出会いは積み上げられていくものです。トラベルハブミックスは東京駅前の立地を活かし、東京という「場所」の観光案内とともに、東京にいる人、さらに日本にいる面白い人や同じ興味をもっている人の魅力を発信することにより、人と人が出会い、交流できるを目指しています。
「個人」「自治体」「企業」のお客様の、様々なアイディアをご活用いただくために、お客様の多様性に対応できる柔軟さと、人や場所などをより魅力的に見せる表現力のあるシステムが必要だと考えました。映像・音響による総合的な空間演出に加え、従業員の操作の負担を軽減するユーザビリティにも配慮して頂いたので、パナソニックの提案に決めました。
オープンしてから毎日のように開催されるイベントでパナソニックのシステムを活用しています。大画面の迫力でお客様の視線をつかみ、ディスプレイやプロジェクターで洗練された空間を演出する様子をSNSやライブで発信することができ、システムの柔軟さに驚いています。今後、トラベルハブミックスで行われるイベントの運営には本システムが必須だと感じています。
IoTが台頭した現代、情報を発信する主体者は企業から個人へと広がりを見せ、日々新しいビジネスやアイディアが創造され続けています。今後、このトラベルハブミックスから隠れた日本の良さを世界中に発信し、個人の働き方の革新・地域事業の創造に繋げていきたいと思っています。

写真:株式会社パソナ スペシャルアドバイザー 地方創生特命担当 勝瀬博則 様
株式会社パソナ
スペシャルアドバイザー
地方創生特命担当
勝瀬博則 様
写真:株式会社パソナ ソーシャルイノベーション部 トラベルハブミックス担当 日置法男 様
株式会社パソナ
ソーシャルイノベーション部
トラベルハブミックス担当
日置法男 様

システム構成図

写真:システム構成図

主な納入機器 ソリューション

<センター機器>

  • 映像音響機器・サーバラック ×1式
  • デジタルサイネージ「AcroSign」配信システム ×新規10ライセンス
  • AcroSignコントローラ ×10台

<表示機器>

  • マルチスクリーン対応ディスプレイ(TH-55LFV6J) ×9台
  • 液晶ディスプレイ(TH-55LF80J) ×3台

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  • 液晶ディスプレイ(TH-42LF80J) ×4台

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  • DLP方式プロジェクター(7000lm/㎡)(PT-DW750JW) ×1台

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  • 堅牢型タブレット(FZ-M1F) ×1台
  • RAMSA音響システム ×1式
  • コンパクトライブスイッチャー(AW-HS50) ×1台

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  • リモートカメラコントローラー(AW-RP50) ×1台

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