航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク様

プロジェクター 全天周映像システム
航空自衛隊の活動を伝える迫力満点の全天周シアターが、プロジェクターにリニューアル。

日本の空を守りつづける航空自衛隊。航空自衛隊には、戦闘機や装備品の展示をはじめ、日頃あまり知られていない活動の報告などで航空自衛隊を知ってもらう展示施設「エアーパーク」があります。 ここで来館者に人気の「全天周シアター」が、2015年4月にリニューアル。パナソニックプロジェクターが大迫力の映像を投写しています。

見て体験して楽しむ、航空自衛隊のテーマパーク「エアーパーク」

航空自衛隊の活動はメディアによる報道で知る以外、あまり知られていません。そこで平成11年、全国唯一の航空自衛隊広報施設「エアーパーク」が浜松航空基地に開設されました。ここでは引退した本物の戦闘機や防衛装備品の展示をはじめ、シミュレーターの操作やフライトスーツの体験試着が出来るなど、幅広い年齢層が楽しめる様々なアトラクションが用意されています。

中でも人気が「全天周シアター」。アクロバット・チーム「ブルーインパルス」の映像はじめ、頭上いっぱいに広がる映像は来館者の目を釘付けにしています。ここの映像システムが、フィルムシステムからプロジェクターシステムにリニューアル。採用されたプロジェクターが、パナソニックのPT-DZ10Kでした。

写真:航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク
航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク
写真:半径15mの巨大な全天周シアター
半径15mの巨大な全天周シアター。

システムの概要と特長

フィルムシステムからデジタルへ発展、新しいシステムにPT-DZ10Kをご採用

平成11年に開設以来、全天周シアターには70mmのフィルムシステムが採用されてきました。プラネタリウムで実績のある表示装置ですが、時代の流れがデジタルに向かっていることや、コンテンツ制作の利便性を考慮した結果、映像装置をデジタル対応に移行させることに。いくつかのシステムを検討した結果、採用されたのがパナソニックの3チップDLP®方式プロジェクターPT-DZ10Kを5台使用したシステムでした。
球面の大スクリーンに、全周がひとつの映像になるよう調整。スタッフの皆さんや来館されるお客様からも鮮明大画面に好評をいただいています。

写真:シアター中央とスクリーン境界に設置されたPT-DZ10K。1
シアター中央とスクリーン境界に設置されたPT-DZ10K。
写真:シアター中央とスクリーン境界に設置されたPT-DZ10K。2
写真:シアター中央とスクリーン境界に設置されたPT-DZ10K。3
写真:シアター中央の映写台
シアター中央の映写台。
写真:画面左のプロジェクターはフロント用、中央はミラー反射で後方用、右は上方用
画面左のプロジェクターはフロント用、中央はミラー反射で後方用、右は上方用。
写真:スクリーン横に設置されたPT-DZ10K
スクリーン横に設置されたPT-DZ10K。

様々な利便性を生むデジタル化、お客様への応対も向上

「以前のフィルムでは、上映が終わるとフィルムを巻き戻す手間と時間が生じ、上映回数に限りがありました。しかし今では1回の上映が終われば、次のコンテンツに即座に架け替えることも可能になりました。上映の回転を上げることも検討中です」と木下館長様は言われます。この全天周シアターは定員120名。フィルム時代のなごりで1日6回上映していますが、土日ともなれば午前中に予約で入場整理券は配布完了。期待して来館しても見られないお客様もいます。上映回数を増やして、来られた方全員が鑑賞できる日も遠くありません。

「エアーパーク」は観光バスのコースにも入るほど人気の施設。2014年度は42万人もの来館者がありました。普段見られない本物の戦闘機や、説明員による丁寧な解説などがリピーターを引きつける大きな要因です。近い将来、現在の施設に新たに格納庫を増設し、もっと多くの航空機を展示する予定です。シアターで上映するコンテンツも、さらに増えてお客様に楽しんでいただけるようになりそうです。

写真:シアターに組み込まれた操作パネル
シアターに組み込まれた操作パネル。
写真:映像送出架、フィルムの半部以下のコンパクトさ
映像送出架、フィルムの半部以下のコンパクトさ。
写真:「エアーパーク」施設内の様子。

お客様の声

第1航空団司令部監理部
航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク
ご担当者 様

プロジェクターシステムに刷新して、鮮明な映像に満足しています。リピーターのお客様も多く来られますが、その方々からも「きれいになった」と評価をいただきました。従来に比べ運用も手軽に行え、スタッフも喜んでいます。


主な納入機器 ソリューション

3チップDLP®方式プロジェクター PT-DZ10K×5台