一般社団法人 半田市医師会 健康管理センター様

ドキュメントスキャナーシステム
検査依頼書の電子化により、作業時間の短縮とスムーズな情報管理で業務効率を飛躍的に向上。

ご導入のきっかけ

手間と時間のかかる検査依頼書のデータ入力作業を改善したい

半田市医師会健康管理センターは、地域住民の健康維持・増進のための拠点として、また地域医療の拠点として主に健康診断事業、臨床検査事業、環境測定分析事業の三つの事業を展開されています。

健康診断事業では、さまざまな健康診断を実施するとともに、地域の皆様の健康づくりをトータルにサポートしています。臨床検査事業では、多様なニーズに応える最高の技術と充実した設備で、先進の医療をサポートするとともに、「Dr Web(診療支援と地域の医療連携を目指した医療機関向けシステム=独自の電子カルテ)」を開発・運用しています。環境測定分析事業では、職場や住居の快適環境や食生活の安全などに向けて、環境測定・分析を行っています。

従来、検体の検査依頼書の入力は、届けられた大量の依頼書を、20名のスタッフでデータ入力をしており、非常に手間と時間のかかる作業でした。全体の業務を効率化したいという要望から、スキャナーとeFlow(臨床検査受付入力システム)で紙文書から簡単にデータ化するシステムの導入を検討いただきました。

写真:一般社団法人 半田市医師会 健康管理センター
一般社団法人 半田市医師会 健康管理センター
写真:検査依頼書のスキャナー読み取り作業
検査依頼書のスキャナー読み取り作業。
写真:OCR処理からスピーディなラベルプリントまで
OCR処理からスピーディなラベルプリントまで。

スキャナー選定のポイント

「インプリンターとフラットベッド」機能
 KV-S7075CN×2台(検査依頼書用)/KV-S5055CN×1台(細菌検査用)

各医療施設をまわって回収する検査依頼書は1日平均2500枚あり、その内の1000枚程度をスキャナーで取り込んでデータ化。以前は検査依頼書にその受付番号を手書きしていましたが、「インプリンター(打番)」* で日付+受付番号を自動付番し、手書き作業を削減できることが大きな選定のポイントでした。

また、検査依頼書の回収時に濡れたり破れたりすることや、業務により、紙の厚さや種類が異なる検査依頼書があることから、「ダメージ紙にも対応できるフラットベッド搭載」が2点目の選定ポイントとなりました。

この2つの条件をクリアしていたのはパナソニックだけであり、さらにeFlowの販売会社が、業務量を分析して最適なスキャナー(KV-S7075CN)を推薦いただいたことが決め手になりました。実際の運用では、A4の定型紙を使用しているので、スキャナーのADF機能を主に活用されています。また、スキャナー本体の故障が少ない点も、評価をいただいています。

*インプリンター(打番)はADF機能を使用した時のみ可能。

写真:ドキュメントスキャナー KV-S7075CN
ドキュメントスキャナー KV-S7075CN
写真:ドキュメントスキャナー KV-S5055CN
ドキュメントスキャナー KV-S5055CN

ご導入の効果

臨床検査受付入力システム(eFlow)の中で、検査依頼書の読み取りにスキャナーを利用

従来は、集荷した検査依頼書に受付番号を手書きした後、情報をキーボードから手入力。訂正確認には数回のやり直し作業が必要でした。eFlow導入後は、スキャナーでの読み取りと同時にインプリンターで受付番号を印刷。読み取った検査依頼書は、帳票認識OCRで必要な情報が、自動的に文字データ化されeFlowに取り込まれます。訂正確認作業も、2人でチェック項目を分担し、画面を見ながら同時進行で行えます。自動化と分業化の結果、処理スピードは大幅にアップ。そのため、受付作業の終了時間が見通せるようになりました。また、従来はベテランでないとミスが多く、時間がかかっていた受付作業が、eFlow+スキャナー導入によって効率的に行えるようになりました。

*従来、15時から18時半まで、20人がかりで3時間半かかっていた作業が、15時から早ければ16時半の、約1時間30分に大幅短縮。

写真:分担で受け付け作業をする検査員1
写真:分担で受け付け作業をする検査員2

システム構成図

システム構成図
臨床検査受付入力システム(eFlowシステム)

主な納入機器 ソリューション

  • ドキュメントスキャナー KV-S7075CN ×2台
  • ドキュメントスキャナー KV-S5055CN ×1台